関東から大阪へ出張・旅行に行ったとき、もう一泊するなら ―― 船で九州まで「寄り道」してみる、という提案です。航路と行き先、各フェリー会社へのリンクをまとめました。
関東圏から、大阪を中心とした関西圏へ、仕事や旅行で行く方は多いと思います。 たとえば金曜日。新幹線でなんとか終電に間に合わせて帰るか、それとももう一泊するか。 こんなとき、どうしますか。
せっかく大阪まで来ているのですから、ちょっと寄り道してみるのもおすすめです。 寄り道と言っても、行き先は九州。 「大阪の寄り道で、なんで九州なんだ」と思われるかもしれませんが、これが本当に寄り道になるんです。
Plan週末2泊3日のモデル行程
大阪・神戸エリアからは、夕方から夜にかけて、 北九州(新門司)・大分(別府)・鹿児島(志布志)へ向かうフェリーが出ています。 金曜の夜に乗って、土曜の朝に九州着。夕方まで観光して、また夕方の便に乗れば、日曜の朝に大阪へ戻れます。
- 金曜 夜:大阪・神戸を出港(船中泊①)
- 土曜 朝:九州着 → 夕方まで観光
- 土曜 夕方:ふたたび乗船(船中泊②)
- 日曜 朝:大阪着。のんびり帰宅、あるいは京都・大阪に少し寄り道
この旅の良さは、時間帯にもよりますが、大阪を出港するとき、瀬戸内海の方向に夕日が見えること。 そして1時間ほどで、ライトアップされた明石海峡大橋の下をくぐります。 レストランでのんびり食事をして、お風呂で疲れを癒し、ぐっすり眠ると、朝には九州の各地に着いています。
フェリーがホテルであり、レストランでもある。だから、移動しているのに、移動疲れがほとんど残らない。
Guide行き先ガイド ― 3つの航路
新門司(北九州)
関門海峡の観光、とくに門司港レトロがおすすめです。 レトロな建築が並ぶ港町を歩き、対岸の下関までは連絡船ですぐ。 大阪南港からは名門大洋フェリー、 神戸・泉大津からは阪九フェリーが新門司港を結んでいます。
別府(大分)
路線バスでもまわれる温泉巡りや、少し足を延ばして湯布院まで。 大阪南港からフェリーさんふらわあ(関西〜九州航路)が別府港へ。 このルートは瀬戸内海を通るので、揺れはほぼありません。
志布志(鹿児島)
志布志港からは鹿児島の街なかまで出られますし、レンタカーを使えば霧島神宮などにも立ち寄れます。 大阪南港からフェリーさんふらわあが志布志航路を運航しています。
Whyなぜ、これが「寄り道」になるのか
ふつう「移動」は、旅の目的地に着くまでの、削りたい時間です。 けれどこの旅では、移動そのものが宿泊であり、食事であり、風呂であり、睡眠です。 別府・新門司ルートは瀬戸内海を通るため揺れがほとんどなく、それだけ快適な移動になります。
大阪まで行ったなら、九州までもう少しだけ足を延ばす。 急いで帰るのをやめて、船の時間に身をまかせてみる ―― そんな週末の過ごし方は、いかがでしょうか。
フェリー会社リンク
※ 発着港・ダイヤ・運賃は変更されることがあります。最新情報は各社の公式サイトでご確認ください。
WRICORDEE の視点
同じ距離を移動しても、「急ぐ旅」と「急がない旅」では、残るものがまったく違います。 船の上の一晩は、削るべき時間ではなく、旅の中身そのもの。 この引き出しでは、これからも船を使った旅を中心に、急がない旅のかたちを紹介していきます。
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